こんにちは、催眠術師のSelaです。
この記事では、
間接暗示催眠についてお話しします。
さて、以前の記事で催眠術中級者でもなかなか
使いこなせていない技術ということで、
・威光催眠
・間接暗示催眠
の2つを紹介しました。
今回はそのなかの間接暗示催眠の方を
解説していきます。
で、この間接暗示催眠なのですが、
どういうものかというと直接的な暗示を使わないで、
間接的な暗示を入れるというものです。
まあ、言葉のままそのままです(笑)
例えば、腕が固まるという催眠を例にしてみます。
直接暗示の暗示文
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これから3つ数えると腕が固まります。
腕が石像のようになって、
ガッチガチに固まってしまいます。
なぜだかわからないけど、
3つ数えると必ずそうなります。
1、2、3、パッチン!
もう腕が固まりました!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
このように直接的に固まるとか、ガチッととか、
石像のようにといってイメージさせるのが直接暗示です。
では逆に間接暗示はどんな感じになるのかを見てみましょう。
間接暗示の暗示文
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
集中すればするほど、腕に力が入っていきます。
どんどん腕の筋肉に力が入っていきます。
3つ数えると腕にすごく力が入った状態です。
1、2、3、パッチン。
腕にすごく力入ってますね?
<ここで一つyesセットを取る>
腕、動かせます?
被験者:あれ?ふふっ、なんで?動かせないです。
動かせないですよね。
もう腕を動かすことはできないですよ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
このように間接暗示の場合は、
直接的に腕が固まるとは言いません。
腕に力が入っているとしか言いません。
でも、いままでの催眠の暗示文からしたらおかしいですよね。
被験者がどうなるのかを全く入ってないのに催眠にかかるんですから。
じゃあ、なんで催眠にかかるのか、
むしろかかりやすくなるのかというと・・・
それは脳が勝手にイメージしてくれるからです。
例えば、今回の例で言えば、
術者:腕に力が入っているという前提を作りました。
被験者:確かに腕に力が入っている=yes
術者:腕に力を入れるという催眠にかかっているか?
被験者:腕に力が入っている=yes
術者:腕動かせますか?=暗に動かせないと質問
被験者:いままでがyesだったから今回もyesにちがいない!=yes!!
こういう流れで被験者のイエスを引き出しているのです。
しかも被験者の脳が勝手に察してくれるわけです。
ですがもしも、ここで直接的な暗示を使っていたら?
毎回脳のチェックが入ります。
本当に腕に力が入るのか?
本当に腕が動かないのか?
脳は自分で考えたものには寛容でも、
他人に言われたものにはいつでも懐疑的です。
だから、本当ならできるだけ自分で考えてもらった方がいい。
他にもいくつか例をあげます。
・悪用厳禁なんですけど・・・=悪用できると言っている
・君の服も綺麗だね!=君も綺麗だし、服も綺麗だよ!
・誰にでも教えるわけじゃないんだけど=あなただから教えるんだ
・マスクをつけて咳き込む=私は体調がよくないんです
といったように相手に対して間接的にメッセージを入れることで、
強く相手の中にメッセージを残すことができます。
これを催眠でうまく使うのが間接暗示催眠です。
ここまで読んで貰えば分かったと思いますが、
この技術は催眠術だけじゃなくてセールスや恋愛にも使えます。
何度でも書きますが、
脳は自分で考えついた答えには逆らえません。
他人からの意見や情報は疑いますが、
自分自身の答えは信じてしまうのです。
だから、人間は自分で決めたことには頑なになってしまいますよね。
間違っていたと否定されるのが嫌なのです。
いわゆるコミットメントしてしまった状態ですね。
これはよく賭け事で言われます。
例えば、バカラで負けを取り戻そうとして高額をかける人とか、
テキサスホールデムでポットに入れ過ぎてしまったために
フォルドできなくなった人とか。
日本に馴染みのあるもので言えば、
パチンコとかもそうですね。
自分の台が明らかに悪いのに一度座ると悪いとわかっていながらも
他の台に移動することができない。
つまり、人間は自分の判断が間違っていたということを
認めたくない生き物なのです。
それを逆手にとって催眠にかけるのが今回の
間接暗示催眠です。
それゆえにものすごく強力です。
なので、ぜひ、使いこなせるようになって欲しいものの一つです。
というわけで、今回は間接暗示催眠でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました!





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