こんにちは、催眠術師のSelaです。
この記事では幾つかあるカタレプシーのなかでも
かなりメジャーな30秒カタレプシーというものを
解説していきます。
さて、催眠術をやっていない人や催眠術の初心者は
カタレプシーと言われてもよくわからないと思います。
ここでいうカタレプシーとは・・・
手が開かなくなる催眠のことです。
一般的には力が入って動かないとか
筋肉が硬直してしまい動かないというのを
カタレプシーというのですが、
催眠術の場合は被験者が緊張系か弛緩系かによって
体の状態が変わってきますので、
一概にカタレプシー=筋肉の硬直とは言えません。
さてさて、一番簡単な催眠であり、一番難関となる
この催眠をどう成功させていくのかを詳しく解説します。
今回僕が紹介するのは30秒カタレプシーと言って、
親指を立てて、ボールペンなどを握ってもらいます。
一番近いのはスケッチをする人が鉛筆を握って距離を
測っているようなイメージです。
そして、親指の1点を集中的に見てもらいます。
そのときに同時にしっかり握ってもらってください。
そして、暗示文を入れていきます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
以下暗示文の一例
それではこれを握ってください。
そうです、そうです。
そんな感じで握ってもらったら、今度は親指を立ててください。
その親指のどこでもいいので、自分が一番集中できる場所を
一点見つめてください。
そのまましっかりギュッと握っていると何故だか、
指に力が入ってきます。
もちろん握っているので指に力が入るのは当然です。
そうすると今度は力が入っているので指が開かなくなります。
まるで手が石像のようにガッチガッチになってしまい
手を開くことができなくなってしまいます。
3つ数えると手を開くことができません。
1、2、3、パッチン
もう手を開くことができません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これで人間の手は開くことができなくなります。
これは実は半分は催眠で半分は人体の構造を利用したものです。
まず、種明かしをしてしまうと・・・
思いっきり手をぎゅっと握ってください。
そのままで15秒ほど握っていると開くときに
どんなにぱっと開こうとしてもゆっくりしか開けません。
それは脳から手への信号が握るというほうが優位で開こうと思っても、
手に開くという信号がいくまでに普段より時間がかかるからです。
それと同じことが起こっているので手を開きにくく感じるのです。
しかも何かを握っているので、余計に開かないと勘違いします。
また、もう一つ僕は暗示文のなかに、
“力が入っているので指が開かなくなります”
と入れています。
これも実は当然のことを言っているだけです。
指に力を入れていたらどんなに頑張っても開けないですよね。
だから、指が開かないのは当然なのです。
催眠なんて使わなくても同じことをすれば、
指は開かなくなるのです。
だけど、それによって被験者が自分が催眠にかかっていると
思ってくれればすごくラッキーです。
なぜならどんどん他の催眠を入れていくことが
できるようになるからです。
例えば・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今度はその感覚が肘のほうに移っていきます。
今はまだ肘を曲げたり伸ばしたりすることができると思います。
ですが、3つ数えると肘に手のひらの感覚が移ってしまい、
全く動かすことができなくなってしまいます。
肘が伸びたまま動かなくなってまるで一本の棒のように
なってしまいます。
1、2、3、パッチン!
もう肘を動かすことができません
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
といったように肘が動かなくなる催眠に持っていくことができます。
このように色々な催眠の一番最初のステップとして使うことができるので、
カタレプシーはとても便利です。
催眠というのは基本的にステップを踏んで次の段階に持っていきます。
なので、
ファーストステップをどれだけ入れられるのか?
というのはすごく重要なことなのです。
さらに、今回紹介したカタレプシーというのは、
運動支配の領域なので本当に最初にかけることになるものです。
だからこそ、一番簡単でもあり、難しくもあります。
ですがカタレプシーをしっかり入れられるようになれば、
多くの催眠に誘導できるようになるのでしっかり習得して欲しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
補足
今回紹介したカタレプシーはなぜ30秒カタレプシーといわれるの?
って質問がきましたので答えます。
今回のカタレプシーは慣れてくるとだいたい30秒で
手を固めることができるので30秒カタレプシーと言われます。
もしも多くの催眠術師が45秒でかけていたら・・・
きっと45秒カタレプシーと言われていたでしょう





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